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これはシリーズ最高の完成度。探索の面白さ,強敵との手に汗握る戦い,幅広いロールプレイなど,数々の魅力が進化した「DARK SOULS III」をレビュー

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2016年3月24日,フロム・ソフトウェアのアクションRPG「DARK SOULS III」(PS4/Xbox One,PC版は4月12日)が発売された。2011年に登場した「DARK SOULS」から数えて,早くもシリーズ3作目。シリーズの大きな区切りとなるタイトルとして,Demon's SoulsやDARK SOULSを手掛けた宮崎英高氏が再びディレクターを務め,満を持してのリリースだ。
 期待していたシリーズファンも多いと思うが,これまで数々の“心が折れる”体験をしてきたプレイヤー達を満足させるデキとなっているのか。レビューをお届けする。

DARK SOULS III


滅びゆく世界を舞台に“王殺し”に挑む


 本作の舞台となるのは,滅びゆく終末の世界。火の力を継いだ「薪の王」達が存在する「ロスリック」と呼ばれる場所だ。プレイヤーは,灰の墓所で蘇った不死の存在「火の無い灰」であり,火を求めて薪の王を倒す,すなわち“王殺し”に挑むというのが,ざっくりとした本作の背景設定となっている。


探索マップはロスリック城を中心としたさまざまなシチュエーションが用意されているのだが,黄昏時の空や崩れた城壁,寂びた街など,ところどころに滅びの寂しさを感じさせるテイストが盛り込まれている。DARK SOULSというと,陰鬱で暗い世界観というイメージが強いが,本作はどちらかというと,色あせた雰囲気といったところだろうか。主人公も“灰”なわけだし。

正確には,ロスリックは“薪の王達の故郷が流れ着く”場所だ。シリーズを通して描かれてきた強大な存在である薪の王だが,その故郷が流れ着いているということで,ゲームをプレイしていると過去作と世界観につながりがあることも分かってくる
序盤の探索マップであるロスリックの高壁。黄昏の空が美しい
DARK SOULS III
DARK SOULS III
拠点となる「火継ぎの祭祀場」。おなじみの火防女や,青くはないけど挫折してる人のほか,プレイヤーを助けてくれるNPCが居着いている
DARK SOULS IIIDARK SOULS III
探索中に出会ったNPCは,だいたい火継ぎの祭祀場を訪れてくれる。過去シリーズに比べて,本作は割と話の通じる人が多い気がする
DARK SOULS IIIDARK SOULS III

本作のプレイヤーは火の無い灰であり,亡者ではないので,死んでもゾンビっぽい見た目にはならず,人のままだ。ボスを倒すと,身体に火を纏った状態になり,なかなかカッコイイ
DARK SOULS IIIDARK SOULS III

 DARK SOULSシリーズは,基本的にストーリーをじっくりと語るようなシーンはなく,ゲームを進めていくうちになんとなく分かるという作りになっているので,詳しく紹介するのはなかなか難しい。オープニングムービーからなんとなく察してもらえると幸いだ。
DARK SOULS IIIDARK SOULS III

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